2021-07-23
よりい週末有機農業塾、地域資源の活用方法を学ぶ
こんにちは。
農民の井伊です。7月18日のよりい週末有機農業塾では、在来大豆の中耕除草と、草を使って草を抑える方法、ニンジンの種まきなどをしました。
先週、種をまいた在来大豆たちとあわせて、たくさんの夏草も生えてきたので、まだ幼い大豆が草にまけないよう、三角鍬で土の表面を削るように取りました。これを中耕除草といいます。
「手で取ったほうが早い~」
と、三角鍬を使わずに手で小さな草を取る人もいました。農具って使い慣れるまでは扱いにくいんですよね。慣れたら使った方が圧倒的に作業ははかどりますので、習うより慣れろの精神で使っていって欲しいと思います。。
続いて、刈った草を集め、作物の畝間に敷く草マルチ(有機物マルチ)について学びました。草は刈っても刈ってもどんどん生えてきます。
現代の農業では、この草を邪魔物としか扱わず、枯れ葉剤(除草剤)をまいて枯らしてしまいます。でも、草は大地を肥やす重要な働きをしているし、種をまいたり苗を植えたりしなくても次から次へと肥料なしで伸びてきます。これを活用しない手はありません。
草を畝間にたっぷり敷くと、
●作物の根を紫外線から守る
●畑の乾燥を防ぐ
●草が生えるのを抑える
●土の中のさまざまな生き物のエサになる
(→結果として土が柔らかくなる、分解されて土に還るのでゴミも出ない)
などの効果があります。
手間はかかりますが、すぐ近くで手に入る天然の資源なので、うまく活用したいものです。
色々書きたいことはありますが、猛暑と農繁期が重なり余裕がないので、また来週~。
タグ: よりい週末有機農業塾
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