「つむぐ畑」 藍の草木染め教室 ~ オーガニックな暮らし ~
「つむぐ畑」は、家庭菜園講座(講師:皆農塾の鈴木恵子さん)の受講生たちが集まって、新しく自分たちで開墾した畑で有機無農薬で野菜づくりをしている仲間たちです。
この日は、つむぐ畑のメンバーによる藍の草木染め教室が行われました。初秋の晴天の一日、私たちもご一緒させて頂きました。
もちろん藍染めに使う藍も、みんなで開墾したここの畑で栽培したものです。
栽培している藍の横で、今回(乾燥葉染め)使う乾燥させた藍の葉を見せて頂きました。
みんなでお湯を沸かす準備をして、いよいよ藍染教室は始まりました。
講師はつむぐ畑のメンバーで、森林インストラクターの白井操子さんです。
ここからは、藍染め(乾燥葉染め)の仕方の手順を本日の作業に沿って簡単にご紹介。
(解りづらかったり、間違っているところが有ったらごめんなさい。)
① 藍の乾燥葉をネットに入れ15分位煮ます。一回目の煮汁(1番液)は水溶性の黄~茶の色素が含まれているので捨てます。
② 新しい水と①の絞った葉を入れ、薬剤(ハイドロ、炭酸ナトリウム)を加えて15分位煮出します。この煮出した汁が染液(2番液)になります。
③ ②で煮出した染液(2番液)は別の容器に移しておき、再度水を加えて同様に2~3回繰り返して染液(3番液、4番液)を取ります。
➃ 染める布に割りばしや板を使って、糸や輪ゴムを巻いて布を絞ります。
白井さんから、割りばしや板や竹筒と輪ゴムやタコ糸を使っての布の絞り方のレクチャーを受けた後、参加者それぞれが思い思いに染め上がりを想像しながら絞りました。
割りばしを芯に輪ゴムで布を先端から強く巻いたり、畳んだ布を板で挟みしっかりと割りばしと輪ゴムで固定したり、竹筒に布を巻いて縛ったり、細く絞った布をタコ糸で縛るなど、実際にはどんな絞り模様になるのか、解いてみる時がとても楽しみです。
⑤ 染液に浸ける前に、絞った布を十分に水に浸けます。
⑥ 煮出した染液を40~45℃に保ち、その染液に布を5分位浸けます。
⑦ 布を液より取り出して、空気に触れさせます。
染液に浸けた布は、空気に触れることによって次第に青く発色していきます。
⑥⑦を繰り返すことで、色は濃くなります。
空気に触れるように拡げて振ります。
⑧ 布を酢酸を加えた水で濯ぎ発色と色止めをした後、水洗いします。
⑨ そして挿んであった板を外し、拡げて、出来上がりを確認です。
「板で挟んだ両端の四角い柄が良いアクセントになってますね。」
「他にも作品が、夕空に広がる花火のような柄も素敵ですね。」
「輪ゴムの縛り方を変えたことによる、絞り柄の変化が面白いです。」
でき上がった作品たち
染色教室の後は、みんなで楽しく食事タイムです。
テーブルには畑の野菜で作ったサラダやジャム等に、メンバー手作りの米粉パンに「ラパンノワールくろうさぎ」さんのパン。どれも素材の美味しさが最高!
つむぐ畑のみなさんお疲れ様でした。楽しい一日、ありがとうございました。
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